システム制御系
システムの創造には、システムの構造を解明し数理モデルを開発する技術、システムを自在に操るための制御理論、システムが置かれている環境をシステム自体が認識するための計測技術や情報通信技術、システムを構成するハードウェアやソフトウェアを開発するための技術が必要です。システム制御系ではこれらの研究分野をカバーする以下の研究グループを形成し研究を推進しています。
主な研究分野は、システム制御理論、ロボティクスネットワーク、ネットワーク制御、機械情報計測、センシング、コンピュータビジョン画像計測、波動応用計測、知的センシング、不規則振動、確率力学非線形力学、逆解析、バイオメカニクス、バイオロボティクス、内燃機関、燃焼制御、排気後処理、自律分散システム、信処理、人工知能、知能ロボティクス、レスキューロボット、放射線生物等です。
電気電子系
電気電子工学には、電力や情報処理・通信等のシステムを支えるハードウェア・ソフトウェア双方の技術と、それらを支える物性やデバイス等の要素技術が含まれています。電気電子系では、その中でも基盤となり幹となる分野の教育と、最先端の学術研究及び実用化研究が行われ、その成果は国際的に一流の国際会議や論文誌等で発表され学術界に貢献するとともに、産業界や行政との連携により社会課題の解決に貢献しています。
主な研究分野は、パワーエレクトロニクス、電力システム、パワーメカトロニクス、プラズマ工学、光通信工学、光デバイス、無線通信工学、電子デバイス、磁性デバイス、スピントロニクス、半導体プロセス、半導体デバイス、センサデバイス、太陽電池、有機電子材料・物性、有機エレクトロニクス、非線形光学、アナログ・デジタル混載集積回路、電子回路、ナノエレクトロニクス、ナノフォトニクス、応用物性等です。
情報通信系
情報通信系は、人に優しく持続的な高度情報通信社会をハードウェアとソフトウェアの両面から支える基盤技術と応用技術から成る学問領域に貢献することを目的にしています。人を中心とした情報通信システムを構築するためには、人の感性やその基盤となる脳の仕組みを理解し、人と機械が効果的に情報のやり取りを行う仕組みや人では到底不可能な高度な情報処理を行う仕組みを創造し、さらにはそれらを具体化するために膨大な情報を高速に処理し伝送する技術を実現する必要があります。このために情報通信系は幅広い技術分野を対象とするとともに、それら相互のつながりを重視しています。具体的には、通信・ネットワーク、信号処理、VLSI(超大規模集積回路)、コンピュータ、セキュリティ、メディア情報処理、生体情報処理、感覚情報処理、知的情報処理など情報通信分野の研究に取り組んでいます。
情報通信システムは私たちの生活を大きく変えるポテンシャルをもっており、そのフロンティアを拡大すべく常に最先端を目指しています。
経営工学系
企業経営や経済の様々な問題を、数理・科学・工学・経営・経済学等、幅広い視点から分析し、解決を試みます。そのため研究分野やトピックは下記のように、ほんとうに多岐にわたります。経営戦略、資本調達と投資、組織管理、マーケティング等による経営活動の戦略・財務の分析、生産管理、品質管理、サプライチェーンマネジメント、経営情報システム等による企業活動のオペレーション上の諸問題の解決、インダストリアル・エンジニアリング、人間工学、認知工学、心理学等による人間活動の理解、オペレーショズ・リサーチ、最適化、ビッグデータ解析等による数理的な問題解決手法の開発、ゲーム理論、ミクロ・マクロ経済学、計量経済学、実験経済学等、数理・工学的なアプローチによる経済活動の分析等。